電話営業のホームページ制作になんとなく依頼してしまい、よくある失敗例とその事前策
自社のホームページを作りたいと考えたとき、制作会社に依頼するのが一般的ですが、「修正ややり取りの対応が遅くてストレスだった」「ようやく完成したものがイメージと違った」「完成した後に思っていたようにいじれなかった」など、想定外に後悔するようなケースも少なくありません。
初めてホームページを作る方や、なるべく費用を抑えたいと考えている方は、どの制作会社を選ぶべきか慎重に考える必要があります。
特にブログやSNSなどを見て制作会社から営業電話きっかけで作ってしまったケースで、よくトラブルになり契約書上、解約もできずに数年泣き寝入りで高額な費用を払い続けてお困りの方の相談(愚痴)をたくさん聞いてきました。
そこで今回は、名古屋のホームページ制作でよくある失敗例と、その解決策について詳しく解説します。これから制作を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
失敗例① 契約後の担当者の対応や修正が遅く、納期が大幅にずれる
ありがちなケース
- 営業マンの契約までの動きが早かったが、制作担当者に変わってからは対応や修正が異常に遅く、なかなか進まない(メールの返信に1週間以上待たされる)
- デザインの提案や修正依頼に時間がかかりすぎる
- 納期が守られず、オープンや公開したい期日に間に合わない
- 制作会社からの連絡が遅く、進捗状況が分からず不安になる
制作会社の対応が遅いと、プロジェクト全体がストップし、ビジネスの機会を逃すことになります。スムーズな進行を実現するためにも、事前に制作スケジュールを確認し、レスポンスの早い制作会社を選びましょう。
事前策
- 「制作スケジュール」を事前に確認し、目安を把握する
- 例:「初回デザイン提案は〇営業日以内」「修正対応は〇日以内」など
- 契約時に「修正対応の期限」を決めておく
- 例:「軽微な修正は2営業日以内に対応」など
- メールやチャットツール(LINEなど)を活用し、迅速なやり取りが可能な制作会社を選ぶ
- 過去のクライアントの口コミや評判をチェックし、「対応スピード」に問題がないか確認
制作会社とのコミュニケーションを円滑にすることで、スケジュール通りの納品が実現できます。契約前に進行のスピード感を確認することが重要です。
失敗例② 電話トークの安さや謳い文句だけで選び、後から高額請求や年数縛りが発生
ありがちなケース
- 「初期費用0円」に惹かれて依頼したが、月額費用が異常に高く数年以上の縛りがあった
- 追加機能や修正がすべて有料で、何をするにもコストがかかった
- ドメインやサーバーの管理費が高額かつ所有権も制作会社であった
安さだけを重視すると、後から思わぬコストが発生することがあります。契約前に、総額いくらかかるのかをしっかり確認し、長期的なコストを比較しましょう。
事前策
- 契約前に「最低3年で総額いくらかかるのか」を確認する
- 途中解約の規約を確認する
- 「初期費用0円」のプランでも、長期的なコストを計算してから選ぶ
- 修正対応の料金体系を事前にチェックする(例:「3回まで無料、それ以降は1回5,000円」など)
- ドメイン・サーバー管理費が適正か所有権など確認する(年間1万円以内が相場)
費用の透明性を確保し、予算を超えないようにすることが大切です。契約前に料金の詳細を明確にし、安心して依頼できる制作会社を選びましょう。
失敗例③ 制作会社と意思疎通がうまくいかず、思ったものと違う
ありがちなケース
- 営業マンに希望も伝えたが、制作側に伝わっておらず、完成品がイメージと違った
- 修正の回数が制限されおり、かつ対応に異常に時間がかかるので、理想に近づけられない
- 途中解約を検討するも、契約時に違約金や縛りがあったため、やむなく利用する事に
制作会社との意思疎通がうまくいかないと、完成したホームページがイメージと異なるものになってしまいます。希望を具体的に伝える工夫をしましょう。
事前策
- 事前に制作の流れを確認し、「修正回数」や「納品前のチェック体制」を把握する
- 例:「修正回数3回まで無料」「デザイン確認の段階で調整可能」など
- 「必須機能」と「希望機能」をリストアップし、明確に伝える
- 例:「スマホ対応は必須」「お問い合わせフォームは必要」など
- 可能であれば、参考サイトを提示し、「このようなイメージ」と伝える
事前の準備をしっかり行い、制作会社との認識のズレを防ぐことで、満足のいくホームページを作ることができます。
失敗例④ スマホ対応が不十分
ありがちなケース
- スマホ対応がされていないホームページであった
- スマホ表示が遅く、ユーザーが離脱してしまう
- スマホ対応が無料と思ったら、倍近い制作費を見積もりされた
スマホ対応が不十分だと、ユーザーが快適に閲覧できず、サイトの離脱率が高まります。特に、スマホからのアクセスが主流となっている現在では、レスポンシブデザインの導入が不可欠です。
事前策
- 無料でスマホ等にレスポンシブ対応しているか確認する
- スマホ表示での動作チェック(Googleの「モバイルフレンドリーテスト」を活用)
- スマホからの問い合わせをスムーズにする(ボタンを大きくする、クリックしやすい位置に配置する)
スマホ対応をしっかり行うことで、ユーザビリティが向上し、サイトの滞在時間やコンバージョン率が改善されます。特に問い合わせフォームやボタンの操作性を意識しましょう。
失敗例⑤ よくわからないシステムで運用・更新が面倒で放置
ありがちなケース
- 制作後に「ブログを書いたほうがいい」と言われたが、操作が難しくて更新できていない
- 修正依頼したのに、一ヶ月以上も古い情報のまま放置されている
- 更新作業が煩雑で、結局何も手をつけられない
ホームページは制作後の運用が重要ですが、更新が面倒で放置されるケースが多々あります。情報が古いままだと、企業の信頼性が低下し、せっかくのサイトが活用されません。自社で迅速に修正できる仕様である事が重要です。
事前策
- htmlのオーダーメイドより自社で簡単に更新できるシステム(WordPressなど)を選ぶ
- ネットやYOUTUBEなどにマニュアル情報などが最新情報として出てくるか調べる
- 定期的に更新サポートが受けられる会社を選ぶ
- SNSやブログを活用して、最低でも月1回は更新する
➡ 運用しやすいホームページを作ることで、サイトの鮮度を保ち、検索エンジン対策にも有効です。制作会社のアフターサポートを活用しながら、無理のない範囲で更新していきましょう。
まとめ ~顔を合わせての対面相談が安心です~
ホームページ制作は、単に作るだけではなく、運用しやすく、長期的に活用できるものを目指すことが重要です。制作会社を選ぶ際は、対応スピード、コストの透明性、更新のしやすさなどを事前に確認し、自社に最適なパートナーを選びましょう
またSEO対策やスマホ対応を考慮した設計を行うことで、集客力のあるホームページへと成長させることができます。今回紹介した失敗例と解決策を参考に、ホームページ制作の検討に一助にいただければ幸いです。